2006年7月11日 【河北新報】アートの杜 掲載
国分理子さんと
千葉香さんの2人展
ポーセリンペインティング講師の国分理子さん(62)=仙台市青葉区)と、国分さんの長女で彫金作家の千葉香さん(39)=盛岡市)=の2人展が、14日から仙台市青葉区の藤崎本館美術工芸サロンで開かれる。20日まで。
白磁の食器や陶板に花や植物などを鮮やかに描いて焼くポーセリンペインティング。国分さんは公募展で入賞するなど活躍している。千葉さんはオリジナルの技法でジュエリーをデザイン・制作する全国的に知られた作家だ。
今回は2人の作品約200点を展示。千葉さんは、金、銀、銅など種類の違う金属板を重ね、煮色着色する「木目金(もくめがね)」という伝統技法や、銀粘土と地金の接合を可能にした独自の技法によるリングやブローチなどを出品する。技術書も手掛ける千葉さんは、「作家にも見てもらいたい、参考にしてほしい」と話している。