★2005年8月25日 【岩手日報】掲載

2005年8月25日 【岩手日報】掲載


 ~伝統技術を装飾品に~

アクセサリー制作の技術解説の本を昨年に続き出版した、ジュエリー工房主宰千葉香さん(盛岡市)は、「応用編なので前回よりは難しい内容だが、大掛かりな設備のない一般の方でも作れるよう、できる限り工夫した」と、満足げな表情をみせている。

紹介したのは、自ら編み出した「銀粘土と他の金属との結合技術」を用いた作品4点。べっ甲を組み合わせたものは、かんざしなど「和」の趣を盛り込んだ。伝統工芸の素材であるべっ甲の加工について、一般向けに書かれた本は珍しいという。
「べっ甲のつややかで素敵なぬくもりは、生き物の命を映し出しているからで、大事にしたい。日本の伝統工芸技術を絶やしたくない」と言い、ハイテク素材や新技術と、伝統技術の双方を生かしたアクセサリーの魅力を訴える。

★2005年8月25日 【Cocoa 9月号】掲載


2005年8月25日 【Cocoa 9月号】掲載


 銀アクセサリーの
  未来を創った
    ジュエリーデザイナー
銀細工の可能性を大きく広げたアトリエが盛岡にある。ジュエリーデザイナーで、自らも製作者の千葉香さんが主宰のSILVER ART☆KAORIだ。千葉さんは、これまで不可能とされてきたアートクレイシルバー(銀粘土)と彫金の接合技術(現在特許出願中)を用いて、細やかな表現を活かしたジュエリーを製作する。
「ものづくりには、伝統の手法を踏襲するだけではなくて、新技術を取り入れることも大事」。
だから千葉さんの作品には、こだわりと自由が同居している。じっくり眺めてみて。なお、自作してみたい方のために、銀細工教室も開催しているので、お気軽にお問い合わせを。
○●○SILVER ART☆KAORI○●○
〒020-0015 岩手県盛岡市中ノ橋通1丁目3-21
電話:019-652-5725
銀細工教室レッスン料¥3.500~
(↑注)2006年掲載当時の旧連絡先です。

★2005年8月25日 【マ・シェリ№553】掲載


2005年8月25日 【マ・シェリ№553】掲載


ジュエリーは私の心   
   ジュエリー作家 千葉香さん
    ~自ら生み出した
           新しい接合技術~
涼やかな銀のブローチやペンダント、指輪にチョーカー。あるものは曲線だけで構成されていたり、またあるものは銀の絹糸をふんわりまとっていたり…。盛岡市在住の千葉香さんが作るジュエリーは、銀の硬質なイメージを覆すような、柔らかで優美な雰囲気が漂っています。

いずれの作品も、驚くほど細やかな細工が施されているのが特徴で、自分を美しく飾りたいという女性の心をくすぐるものばかり。この細やかな銀細工は、アートクレイシルバー(銀粘土)の技法と、彫金技法を融合して生み出されたもの。
純銀の微粉末と水、結合財を混ぜて粘土状にしたアートクレイシルバーは、細い線を作ったり、竹串などで直接模様をつけたりと、自由自在な成形が可能。一定の温度で焼くと、純銀だけが残る仕組みになっています。たがねでコツコツ彫っていく彫金に比べると、比較的手軽なクラフトですが、残念ながら郷土は今ひとつ…。

そこで千葉さんが試行錯誤を重ねて開発したのが、今までは難しいとされてきた、地金とアートクレイの接合技術でした。造形力はあるものの強度が足りないアートクレイと、強度は問題なくても造形には時間も技術も必要な彫金。一般のジュエリーとして使用にに耐えうるものを作るためには、この両者をつなぐ接合技術がどうしても必要だったのです。

~ひとりで仕上げる一品制作~
一般的にジュエリーは「デザイン」「制作」「石留め」など、それぞれの工程に専門の職人がいて、分業化が進んでいます。けれども千葉さんは、「すべての工程を自分ひとりで作りたい」と孤軍奮闘。様々なコンテストで入賞を繰り返すようになった今でも、毎月東京に出かけては新たな技術を学び続けています。

「私、技術の習得には貪欲なんです(笑)。 盛岡にクラス1人の人間が、本気でジュエリー作りに取り組んだらどこまでできるものなのか、やっぱり挑戦したいですね」

開発した接合技術は特許申請中。また、そのノウハウは多くの人にアートクレイシルバーと彫金に親しんでもらいたい、という思いから、2冊の著書で公開。最近ではべっ甲や漆など、更なる異素材との組み合わせに夢中になっているのだとか。

「美しいものが好き」と話す千葉さんの胸元には、自身の手によるペンダントがキラリ。個性豊かな輝きを放っていました。

★2006年8月13日 【河北新報】掲載

2006年8月13日 【河北新報】掲載

 ★心のありようを表現

 人はなぜアクセサリーを身に着けるのか、外見を飾ることだけが理由ではなかろう。気持ちを奮い立たせたり、和らげたり…。自分らしくあるための小道具なのだと思う。シルバーを中心とした一点物のオリジナルジュエリーを制作している千葉香さん(39)は、作品に「人生を美しく生きよう」という思いを込めている。
 昨年末、「ペ」というシリーズを発表した。銀に黒真珠、べっ甲を組み合わせた。タイトルは、ものを吐き出す音。「心の中の嫌なものを吐き出し、さあ前を向いて生きていこう、という気持ちを表現しました」
別のシリーズでは、どの方向から見ても違うデザインを、チョーカーとリングで見せた。人の心は一通りではないという意味が込められている。「その時々に自分の心が感じたことを形にしています」と言う。
★工房を訪ね歩く
 1990年、独学で彫金を学び始めた。分からないことがあると、全国の工房を訪ね歩いた。門前払いされることも珍しくなかった。伝統工芸の技術を学ぼうと、べっ甲職人の元を訪れたこともある。「いばらの道でしたね。美術系大学で学んだ人はいわばサラブレット。私は経験も知識も乏しく、スタートも遅かった落ちこぼれ」。それでも作ることは楽しかった。「オセロの駒を白から黒に変えるように、技術の隙間を埋めていきました」
 焼成すると純銀になるアートクレイシルバー(銀粘土)を使った、手の込んだ銀細工が千葉さんの特技だ。銀粘土は加工が容易だが、彫金に比べると強度が足りない。業界では手芸の域を出ないと言われていた。しかし、その柔らかで細やかな表現力は捨てがたい。研究を重ね、難しいとされていた地金と銀粘土を接合する技術の開発に成功。サラブレットに負けない努力が、シルバージュエリーの可能性を大きく広げた。
★学ぶ人へ開放 
 特許出願中だが、2冊の解説書で技術を余すことなく公開している。「学びたい人に門を広く開けてあげたいと思うので」。自分が苦しんだ経験がそうさせた。「高価なプラチナやゴールドではなく、身近なシルバーで日本女性の美しさを引き立ててあげたい」と言う。組み合わせるの石の1粒1粒でも、ルーペで確認して選んでいる。二百本余りの「たがね」は全て自作。ネット販売はせず、1つ1つ顧客に手渡す。
千葉さんのジュエリーを見ていると、美しさとは形ではなく、人それぞれの心のありようなのだと、改めて感じる。(生活文化部・安部樹) 千葉さんの作品は、仙台市青葉区のせんだいメディアテークで開催中の「日本ジュエリーアート展」に展示されている。16日まで

★2005年8月2日 【岩手日報】掲載

2005年8月2日 【岩手日報】掲載

銀粘土とべっ甲でアクセサリー考案 千葉さんが解説本
盛岡市中ノ橋通1丁目、ジュエリー工房主宰の千葉香さん(38)は、自ら編み出した「アートクレイシルバー(銀粘土)と他の金属との結合技術」を用い、さらにべっ甲や漆を組み合わせた新鮮なアクセサリーを考案、「一般の人にも制作技術を伝えたい」と、解説本をこのほど出版した。

本は「アートクレイ+彫金技法の応用」(美術出版社 1890円)で、昨年出版した「同(基礎)」に続く第二弾。べっ甲のクロス(十字)ペンダント、UV樹脂(紫外線強化樹脂)を塗り、オパールを散らしたかんざし、レースをモチーフに銀を縫って作る指輪など、4点の作り方を掲載した。

いづれも銀粘土の自由な造形と、地金の強度の双方を生かす独自の技術(特許申請中)を応用している。中でもべっ甲ペンダントは、若者に人気の銀クロスに日本の伝統工芸を組み合わせ、新たな魅力を湧き出した。べっ甲は輸入規制されているが、東京の一部百貨店で手に入る。

千葉さんは「伝統の技術や「和」の魅力を広めたい。黒く変色しない耐硫化銀粘土などの新素材と伝統の技。それぞれの良さを融合させて、すてきなアクセサリーが作れれば」と願う。技法を学びたい人のために教室も開催している。詳しくは千葉さん(019-652-5725)へ。

★2005年6月29日 【盛岡タイムスWeb News】掲載

2005年6月2-日 【盛岡タイムスWeb News】掲載

彫金技法で広がる
  アートクレイの世界
     千葉さんが「応用編」
盛岡市中ノ橋通1丁目の千葉香さんが、このほど美術出版社から「アートクレイ+彫金技法の〔応用〕」を出版した。59ページ1890円。7月から全国で発売する。
昨年の5月に同社から出版した「アートクレイ+彫金技法の〔基礎〕」は、千葉さんが現在特許を申請している新技術、アートクレイシルバー(銀粘土)と彫金の接合技術を紹介。
それを踏まえて今回は、4つのジュエリーの創り方を紹介しながら、銀と異素材との融合を提案している。
基礎編は初版の五千部が、発売後1週間で完売。その後も順調に増版されるほどの人気を博したため、昨年9月に応用編の出版が決定した。
今回のイメージは、伝統工芸の「江戸べっ甲」と組み合わせた「タートルズ・ドリーム」。べっ甲を切り出したり、平らにするという下準備からはじめ、銀粘土で模様をつけた地金の枠と組み合わせるところまで、丁寧に解説している。
「べっ甲と組み合わせてみたい」と思ったのは数年前。定期的に東京の伝統工芸士の下に通い、その技術を習得した。
ワシントン条約により素材の入手が難しくなった現状を知り、伝統技術の衰退を恐れる職人の思いを感じた。伝統工芸を、自分の銀の技術と組み合わせて未来の人に伝えたい、という願いから、今回の掲載を決めた。
「マレーナリング」は、レースの花を基にしたリングヘッド。レースの上に直接、銀粘土のペーストを塗って焼成させる。レースの繊細で柔らかい質感を、硬質な銀で表現できるのは、銀粘土ならではという。
変色しない耐硫化銀粘土をしようした「満ち潮のロマンス」は、ヒトデの形のチョーカー。同じ作品を沢山つくるために、シリコンを使って型を取る技法を紹介している。
「ミラクル」は紫外線で乾燥させるUV樹脂を組み合わせたかんざし。銀粘土の模様の上にちりばめられたオパールを、透明な樹脂で閉じ込めている。
千葉さんは「伝統を固く守ってきた職人の技術と、新しく開発される技術を組み合わせる人がこれまでいなかった。
自分は特別なことをしたわけではなく、美しいものを作るために最適な技法を選択しただけ」という。「これからも異素材との組み合わせをどんどんやっていこうと思う」と意気込んでいる。
出版を記念した個展は、同市菜園1丁目かわとく壱番館キューブ店かわとく工芸館で、12月中旬に開かれる予定。問い合わせは創作ジュエリーアトリエ・シルバーアートカオリまで。

★2004年11月16日 【アートクレイ倶楽部レポート vol.8】掲載


2004年11月16日 【アートクレイ倶楽部レポート vol.8】掲載


出版記念の作品展
アートクレイ+αの
   技術を広めたい 

      岩手県 千葉香さん

「アートクレイ+彫金技法の〔基礎〕」の出版を記念して、毎年個展を開いているギャラリーで作品展を開催しました。
出版には構想に3年をかけましたが、実際の制作時間は3ヶ月。作品のデザイン、レシピ、制作、原稿、工程の撮影などを1人でこなすことは大変でありましたが、精一杯自分の全てを出すことができました。
ロウ付けなどプラスした技術があると、アートクレイのよさを更に活かせます。実際に私自身が制作するのは、SV地金とアートクレイを融合させたものがほとんど。
これからは宝飾のプロが作品制作で素材を選ぶ時、SV950やSV925地金と同じランクで、アートクレイがあるべきだと思います。
アートクレイはジュエリー、宝飾業界でもっと認知されるべき素材です。そのためにも、もっと自分の技術を伝えたいです。来春この本の応用編とも言える本を出版する予定です。

★2004年 5月 19日【盛岡タイムス】 掲載

【写真】「アートクレイ+彫金技法の[基礎]」を出版した千葉香さん

「アートクレイ彫金技法の基礎」 千葉香さんが出版

盛岡市中ノ橋通1丁目の千葉香さんがこのほど、美術出版社から「アートクレイ+彫金技法の[基礎]」を出版した。59ページ、1800円(税込み)。13日から全国で発売を開始し、県内では20日ごろから店頭に並ぶ。難しいと言われてきたアートクレイシルバー(銀粘土)と彫金の接合技術。千葉さんが10年をかけて研究開発した同技術を分かりやすくまとめている。

粘土状で焼くと純銀になるという銀粘土。彫金では難しかったような細い線を作ったり、竹串(くし)やピンセットで直接模様を描けるところが特長。一方で地金と接合できず、強度が低いため、趣味的な扱いの枠を超えられなかった。

金属同士を接合させるには、熱で溶かした合金のロウを挟むロウ付けを行う。銀粘土の場合はスポンジ状の構造のため、火を当て過ぎるとロウがしみ込んでしまい、接合できないと思われていた。
千葉さんは地金同士と同じように、銀粘土の焼成パーツと地金の接合面をぴったり合うように調節。焼成パーツ側の接合面を鏡面になるように磨くことでロウのしみ込みを抑えることに成功。銀粘土で作った部分に地金の土台を接合させることで強度を増し、一般のジュエリーとしての使用に耐える技術を確立した。
彫金職人の間で銀粘土がおもちゃとして見られているのが悔しかった。「新しくても素晴らしいものは認め、取り入れていくべき」とあきらめずに研究を続けてきた。
新技術を開発した職人は、特許を取って自分だけのものにすることが多いという。本を出しても技術をすべて明らかにせず、自分だけしか知らない部分を残すことがほとんど。
「技術は次世代に受け継ぐべき」と言う千葉さん。特許で囲ってしまわずに、同書には自分の持つ技術を余すところなく掲載。読んだ人が自分の技術を超えて、さらに飛躍してほしいと願っている。
同書はジュエリーの専門学校や大学の彫金科などでの使用が決まり、中級と上級編の出版も予定されている。問い合わせは創作ジュエリーアトリエ・シルバーアートカオリ(電話番号は019-652-5725)まで

★2004年5月25日 【岩手日報】掲載

2004年5月25日 【岩手日報】掲載

銀技法に新技法 ~銀粘土+他の金属 造形自在に~
盛岡市中ノ橋通1丁目のジュエリー工房主宰 千葉香りさんは、アートクレイシルバー(銀粘土)を他の金属に結合するアクセサリー制作の新たな技術を編み出した。
千葉さんは解説本「アートクレイ+彫金技法の〔基礎〕」を美術出版社から今月出版し、「次代の作家たちに伝えたい」と技術の広がりを願っている。
銀粘土は、銀粉と接合材を練りこんだ新しい素材で、焼くと純銀が残る。銀の表面に多数の凹凸を施すなど、複雑なデザインは、従来彫金の難しい技術が必要だったが、銀粘土なら自由に造形ができ、趣味でアクセサリー作りをする人が増えている。
スポンジのような状態で、ろうや硫酸が染み込むため「ろう付け」による金属との結合や、真っ黒に焼いた後の「酸洗い」は難しいとされていた。千葉さんはろう材が解ける温度や金属の融点、炎の当て方を研究し、いづれも成功させた。
これにより、宝石をとめる石枠や指輪の輪の部分など、強度が必要な箇所は地金で作り、細やかな装飾部分は銀粘土で表現することが可能となった。
解説本は59ページ。必要な材料や道具、バーナーの使い方、ろう付けや酸洗いのポイント、手順などを、写真付きで詳細に解説。「絹糸リング」など4つの基本的なアクセサリーの作り方、「よくある質問と回答」なども掲載し、初心者が無理なく取り組めるよう工夫した。1890円。
千葉さんは宮城県仙台市出身。結婚して盛岡市に住み、15年前から彫金や銀粘土造形を始めた。銀粘土を磁器や銅と結合したり、銀の表面をオレンジ色に発色させた作品を次々と発表し、コンテストで多数の賞を獲得している。昨年4月に同市内に教室兼工房を開いた。
「まだまだ挑戦して作り続けた石、自分の技術を伝え続けたい」と本の出版を喜んでいる。
山崎淳一岩手工芸美術協会理事(彫金、盛岡市)は、「銀粘土の作品は個性的な形がたくさんあって面白い。結合の技術があれば、彫金と銀粘土双方の可能性がさらに広がるだろう」と評価している。千葉さんは結合技術を用いて制作する教室を、7月から開催予定。

2004年5月19日【盛岡タイムス】掲載

     『アートクレイ』彫金技法の基礎
       千葉香さんが出版
             ~発見した接合技術を紹介~
盛岡市中ノ橋通1丁目の千葉香さんが、このほど美術出版社から『アートクレイ+彫金技法の〔基礎〕』を出版した。59ページ、1800円(税込み)。13日から全国で発売を開始し、県内では20日頃から店頭に並ぶ。
難しいといわれてきたアートクレイシルバー(銀粘土)と彫金の接合技術。千葉さんが10年かけて研究開発した同技術を、分かりやすくまとめている。
粘土状で焼くと、純銀になるという銀粘土。彫金では難しかったような、細かい線を作ったり、竹串やピンセットで直接模様を描けるところかが特徴。一方で、地金と接合できず、強度が低いため、趣味的な扱いの枠を超えられなかった。
金属同士を接合させるには、熱で溶かした合金のロウを挟むロウ付けを行う。銀粘土の場合はスポンジ状の構造のため、火を当てすぎるとロウが染み込んでしいまい、接合できないと思われていた。
千葉さんは、地金同士と同じように、銀粘土の焼成パーツと、地金の接合面をぴったり合うように調整。焼成パーツ側の接合面を鏡面になるように磨くことで、ロウの染み込みを抑えることに成功。
銀粘土で作った部分に、地金の土台を接合させることで強度を増し、一般のジュエリーとしての使用に耐える技術を確立した。
彫金職人の間で、銀粘土がおもちゃとしてみられているのが悔しかった。『新しくても素晴らしいものは認め、取り入れていくべき』と、諦めずに研究を続けてきた。
新技術を開発した職人は、特許を取って自分だけのものにすることが多いという。本をだしても技術をすべて明らかにせず、自分だけしかしらない部分を残すことがほとんど。
『技術は次世代に受け継ぐべき』という千葉さん。特許で囲ってしまわずに、同書には自分のもつ技術を余すことなく掲載。読んだ人が自分の技術を超えて、さらに飛躍してほしいと願っている。
同書はジュエリー専門学校や大学の彫金科などでの使用が決まり、中級と上級編の出版も予定されている。
問合せは『創作ジュエリーアトリエ・シルバーアート・カオリ』TEL019-652-5725 まで。

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